二級ボイラー技師の勉強時間はどれくらいなんだろう?
二級ボイラー技師は50時間程度が目安です。
2年半で16個の資格を取得した私が、体験談を交え解説しましょう。
ボイラー技士とは
ボイラー技士の資格により、できるようになる仕事は2つです。
- ボイラーの取り扱い
- ボイラー取扱作業主任者として専任される
ボイラー技士の区分は3つに別れており、級に応じた規模のボイラー取扱作業主任者になることができます。
- 特級ボイラー技士 伝熱面積の合計が500m2以上
- 一級ボイラー技士 伝熱面積の合計が25m2以上500m2未満
- 二級ボイラー技士 伝熱面積の合計が25m2未満
取り扱いについては級の区分に関係なく、全ての級で全ての規模のボイラーを取り扱えます。
二級ボイラー技士は全ての規模のボイラーを取り扱え、伝熱面積の合計が25m2未満のボイラー取扱作業主任者になることができる資格です。
工場勤務の方は、会社にボイラー設備がある方も多いのではないでしょうか?
取得すれば社内の評価も上がるかもしれません。
受験動機
電験三種を一発合格した私は味をしめ次なる資格報奨金をもらうために、受験する資格を選定していました。
二級ボイラー技士を選んだのは単純に試験の日程が近かったからです。
難易度
難易度は低いです。私が受験してきた資格試験の中でも最も簡単な部類に属します。
ボイラーの構造や燃焼に関することなど、理論的に理解したほうが良い部分もありますが、理解していなくても過去問で選択肢の正誤を覚えておけば合格できます。
とはいえ、基礎的な部分から勉強しておくのメリットもありますので、時間がある方は勉強してみてはいかがでしょうか。
科目・合格点・合格率
二級ボイラー技士は4科目あり、各教科4割以上かつ合計6割以上正解で合格です。
合格率は58.4%(令和2年度)で、概ね60%程度で推移しているようです。
実技講習
二級ボイラー技士は免許を受ける条件として、免許試験合格の他に実務経験等の条件があります。
会社で実務経験を詰めない方は、ボイラー実技講習を受けることになりますが、平日3日間ですので仕事との兼ね合いが難しいところです。
試験勉強
勉強時間
勉強期間は1ヶ月、1日3時間、トータル100時間くらいでした。
今思うとかなり過剰です。
50時間程度が適正だと思います。
勉強方法
過去問だけでもOKと書きましたが、私は教本を使用し基礎から勉強しました。
「一発合格! これならわかる 2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」を使用しましたが、基本は過去問を何度も解いて勉強しました。
二級ボイラー技士は似たような問題が繰り返し出題されていますので、試験勉強において過去問の周回が最も効率的です。
マークシート形式で同じ選択肢が使い回されていたるするので、過去問で選択肢の正誤を覚えておけば合格できます。
受験体験
最寄りの安全衛生技術センターで受験しました。
初めて行った場所ですが迷うこともなく、試験も過剰に勉強していたのであっさりと終了。
問題なく合格だったわけですが、実技講習を受講していないので未だに免許を所得できていません。
コロナ禍・平日3日の実技講習は中々にハードルが高い…
まとめ
- 二級ボイラー技士の難易度は低い
- 勉強時間にして50時間程度
- 勉強方法は過去問の周回が効率的
- 過去問で選択肢の正誤を覚えておけばOK
以上、ご清聴ありがとうございました。