FP3級の難易度と勉強時間ってどれくらいなんだろう?
難易度は低く、合格するだけなら簡単です。勉強時間は30時間程度です。
2年半で16個の資格を取得した私が、体験談を交え解説しましょう。
ファイナンシャル・プランナーとは
生きる上で月にどのくらいのお金が必要になるかは、就職・結婚・定年等のライフイベントにより変化していきます。
「結婚するか」「家を建てるか」「何歳まで働くか」等、人により人生計画は様々で、起こりうるライフイベントも異なります。
多様な人生設計を持つ顧客に対して、社会保障・金融・保険等の知識を有し、資金面のアドバイスする職業をファイナンシャル・プランナー(FP)といいます。
必要以上にリスクを恐れ、過剰に備えてしまうと、保険料の出費がかさみます。
社会保障の補償範囲を勘案し、過剰な保険料は貯蓄・投資に回す事で適切に備えましょう。
ファイナンシャル・プランニング技能検定は顧客の資産に応じた資金計画の立案・相談に必要な技能を検定するものであり、1~3級の等級があります。
名称独占資格であり、合格すると「ファイナンシャル・プランニング技能士」を名乗ることができます。
とはいえ、資格を持ってるFPのほうが安心ですよね。
FP技能士の資格を持っていて、転職やキャリアアップにつながることは少ないでしょうが、資格勉強で得られる知識は社会保障・保険・金融・税金等、間違いなく今後の人生で役に立つものですので、ぜひ学んでみてください。
受験動機
前回から引き続き、お金に関する知識を勉強したいと思ったからです。
意識的に学ぼうとしなければ、勉強する機会なんてないですからね。
ブログやYouTubeなんかで紹介されている方も多いので触発されました。
ちなみに後日、FP2級を受験することになります。
難易度
難易度は低いです。個人的には受験してきた資格の中で、1番簡単だと思っています。
とはいえ、FP3級の魅力は合格して得られる資格ではなく、お金に関する知識を得ることです。
しっかりと勉強して世の中のお金に関する仕組みを理解しましょう。
科目・合格点・合格率
FP3級は学科と実技に分かれており、それぞれ6割以上正解で合格です。
FPは珍しい方式の資格で、試験実施機関が「日本FP協会」と「金融財政事情研究会(きんざい)」の2つあります。
どちらの機関で受験するか迷う方もいると思いますが、合格すれば扱いは同じなので、実技の科目と試験会場で決めれば問題ないと思います。
科目については保険関連の職業の方は「保険顧客資産相談業務」を、それ以外の方は「資産設計提案業務」か「個人資産相談業務」をおすすめします。
「資産設計提案業務」と「個人資産相談業務」は似た内容なのでどちらでもいいと思いますが、気になる方は公式サイトで過去問を確認し、内容を確認してください。
また、地方ではきんざいしか会場がない場合が多いので注意しましょう。
合格率(2021年9月)はFP協会の学科が84.69%、実技が80.50%で、きんざいの学科が53.31%、実技が46.29%です。
保険顧客資産相談業務を受験したい又は地方に住んでいる→きんざい、ぐらいの感覚でいいと思います。
合格率に差はありますが、きんざいの試験も難易度は低いです。
試験勉強
勉強時間
勉強期間は3週間、1日2時間、トータル40時間程度でした。
満点でしたので、合格するだけなら更に短い時間で大丈夫でしょう。
30時間程度が合格の目安になると思います。
勉強方法
TACの参考書「みんなが欲しかった! FPの教科書」および問題集「みんなが欲しかった! FPの問題集」を使用しました。
非常にわかりやすくおすすめです。
合格するだけなら、問題集をほとんど間違えなくなるくらい周回すれば問題ないと思います。
内容が生活する上で身近なことなので、教科書を読むと「そういう仕組だったんだ!」と納得する感覚があり、勉強自体も楽しい資格でした。
受験体験
びっくりするぐらいの女性率で、95%は女性だったと思います。
飲み物の持ち込みはできましたが、水かお茶でラベルも剥がすように言われました。
コーヒーを持参し机の上に置いておいたら注意されてしまいましたので、皆さんはご注意を。
試験自体は何の問題なく解けましたが、午前午後に分かれていたのでちょっと面倒でした。
問題はマルバツ2択か選択肢3択問題のみなので、多少わからなくても合格できるのでは?と思ってしまうのは私だけでしょうか。
まとめ
- FP3級の難易度は低い
- 勉強時間にして30時間程度
- 試験実施機関は実技と会場で選ぶ
- 保険関連の職業→保険顧客資産相談業務、それ以外→個人資産相談業務か資産設計提案業務
以上、ご清聴ありがとうございました。