危険物甲種合格体験記【難易度・勉強時間はどれくらい?】

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危険物甲種の難易度と勉強時間ってどれくらいなんだろう?

ユウ
ユウ

危険物甲種の難易度は高校レベルの化学に抵抗があるかによって変わります。

勉強時間も20~150時間と状況によって大きく変わります

2半で16個の資格を取得した私が、体験談を交え解説しましょう。

この記事でわかること
  • 危険物甲種の難易度
  • 危険物甲種合格に必要な勉強時間
  • 危険物甲種におすすめの参考書と勉強法

危険物取扱者甲種とは

危険物取扱者は一定数量以上の危険物を取り扱う施設で危険物取扱作業を行える資格であり、甲種は全ての危険物を取り扱うことができます。

詳しい説明は乙4の合格体験記に記載しましたのでご参照ください。

試験問題的には科目「性質・消火」が全ての危険物を対象とすること以外に、科目「物理・化学」の難易度が大きく上がります。

ユウ
ユウ

法令の難易度も上がりますが、物理・化学の難易度上昇に比べると上昇率は小さいですね。

危険物取扱者の需要は乙4に集中しており、それ以外の類は化学工場等の一部で求人がある状況です。

化学工場等でも乙種で十分であり、甲種保有者を必須とする会社はほぼ無いと言っても良いかもしれません。

それでも甲種の資格を取るメリットは、一定の化学知識がある事や勉強に対するやる気をアピールできる点だと思います。

受験動機

危険物乙種を受験したのが甲種の受験資格を満たすためだったので、予定通り受験することにしました。

目的は会社からの資格報奨金です。

受験日はFP2級の1周間後です。

難易度

難易度は高校レベルの化学に抵抗があるか、ないかで大きく変わると思います。

  • 高校レベルの化学に抵抗がない 難易度は低い
  • 高校レベルの化学に抵抗がある 難易度は高い

センター試験の化学が問題なく解ける人であれば、物理・化学は全く勉強しなくても大丈夫なレベルであり、難易度は低いと感じるでしょう。

逆に、化学に全く馴染みがないのであれば、物理・化学は鬼門であり、性質・消火を覚えるのにも苦労すると思います。

合格率も高い資格ですので、しっかり勉強すれば問題なく合格できますが、化学に馴染みのない方は勉強期間を長めに取るようにしましょう

科目・合格点・合格率

危険物甲種も乙種と同じく3科目あり、各教科6割以上正解で合格です。

危険物甲種の科目
  • 危険物に関する法令
  • 物理学及び化学
  • 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法

合格率は42.5%(令和2年度)です。

要求される知識レベル

法令については乙種の難しさと、さほど変わりません。

大きく難易度が上がるのは物理・化学で、計算問題が解けないと合格するのは難しいと思います。

ユウ
ユウ

そこまで難しい計算問題は出ませんので、繰り返し練習し解けるようにしましょう。

性質・消火については覚える量が増える程度ですが、化学の知識がなければ覚えるのも苦労すると思います。

物理・化学で理論的な知識を身に着けておけば、化合物の名称や性質も覚えやすくなるはずですので、物理・化学をしっかりと学習することをおすすめします

試験勉強

勉強時間

勉強期間は2週間、1日2時間、トータル30時間程度でした。

乙3種~乙6種を受けた経験があるので、法令と性質・消火にかかる時間が減りました。

私と同じように乙種からの甲種であれば、30時間程度が勉強時間の目安になるでしょう。

危険物甲種の勉強時間目安
  • 乙種合格者で高校レベルの化学に抵抗がない 20~30時間程度
  • 高校レベルの化学に抵抗がない 50時間程度
  • 高校レベルの化学に抵抗がある 100~150時間程度

勉強方法

公論出版の「甲種 危険物取扱者試験」を使用して勉強しました。

この参考書は問題の的中率が非常に高く問題集としては最高の1冊ですが、解説が簡潔で短いため化学初学者は別の参考書との併用をおすすめします。

おすすめの参考書
  • 高校レベルの化学に抵抗がない 公論出版の「甲種 危険物取扱者試験」
  • 高校レベルの化学に抵抗がある 上記参考書+解説が詳しい参考書

物理・化学の科目が問題なく解ける人であれば、公論出版の参考書で法令と性質・消火の知識を身につけ問題を解きまくるのみです。

物理・化学の科目が全くわからないという方は、他の参考書で勉強してから問題演習することをおすすめします。

また、計算問題は避けては通れないので、しっかりと練習して解けるようにしておきましょう

危険物甲種勉強法まとめ
危険物甲種勉強法まとめ

受験体験

地元の短大にて受験しました。

乙4の受験者はかなり多く100人以上いましたが、甲種の受験者は私含め2人でした。

2問ほど分からない問題が出ましたが、それ以外は解けて合格しました。

まとめ

  • 危険物甲種の難易度は高校レベルの化学に抵抗がなければ低い、あれば高い
  • 勉強時間は「乙種で法令を勉強しているか」「高校レベルの化学に抵抗があるか」によって20~150時間と変わる
  • 参考書は高校レベルの化学に抵抗がなければ公論出版の「甲種 危険物取扱者試験」がおすすめ
  • 高校レベルの化学に抵抗があれば上記参考書+解説が詳しい参考書がおすすめ
  • 勉強法は画像の通り

以上、ご清聴ありがとうございました。

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